カナダに来て2ヶ月、少し落ち込んだ数週間だった

カナダにやってきて2ヶ月がたった。ここ最近といえば、正直なところネガティブな気持ちになることがまあまあある。朝起きた瞬間からうっすらと物悲しい感覚があったり、ちょっとしたイレギュラーで何もする気にならないくらい不安になったり。

カナダ文化の真新しさや新生活の忙しさがなくなってきて、日常のマンネリ化や友人がいないことに対する寂しさ、言葉が通じないことに対する不安や不便さのほうが大きくなってきているのかも。
気がかりなのは子供が現地保育園を嫌がっていてることであり「無理なことをさせている」という罪悪感がかなりある。あのまま日本で暮らしていたら、保育園の仲の良い友達たちと毎日楽しく暮らせたのだろうか……。

私自身の問題としては、仕事の時間をちゃんと確保しないといけないけど、英語学習をしないといつまでも現状を打開することができないジレンマがあったり、子供のケアを最優先にしたいけど、そうは言っても仕事や英語学習とのバランスが難しいことがある。
日本で子育てしながらフルタイム勤務でさえ難しかったのにそこに英語学習が加わるとどう時間を使っていいのかわからない……

そんなこんなでモヤモヤしているとあっという間に夜になって「今日も無為に終わってしまった…」と思うことがたびたびある。



Lysgaardという学者が提唱したUカーブという概念によると、異文化への適応にはハネムーン期、クライシス期、復活期、適応期、みたいなものがあるらしい。

引用元:https://www.researchgate.net/figure/Lysgaards-1955-U-shaped-curve_fig1_328941845

異文化の地に移住すると、最初はワクワクだけど、だんだん良くないところが見え始めて、じきに適応していく…みたいな感じの概念なんだけど、今まさにそのクライシスの時期なのかなーと思っている。1955年のものなので今も当てはまるんかな…と思いつつインターネットでちょろっと検索すると頻出するので、移住者にはよくあることなんだろうな〜。



……と、こんなことを書きつつ、「なんとなく良くなってる」と感じられる瞬間も少しずつ増えてきてもいる。
良くなってきた要因を考えてみると、仕事するときはカフェなどの集中しやすい場所に行ったり、仕事や学習の時間割を作って計測したり、家にこもらずできるだけ歩いたりするのが効いているのかな。会社に行かないからこそ、日々のリズムづくりや体を動かすことが大事なんだな、とあらためて実感してる。

そして、子どもが少しずつ保育園に慣れてきたことが精神的にはいちばん大きいかもしれない。朝保育園に送るときに「きんちょうする…」と言う頻度は明確に減ったし、子どもから保育園でのできごとや友達の名前を聞くことも増えてきた。
(保育園にはアジア人が多くいたり日本人の先生がいるおかげでちょっとは慣れてきたのかも……あらためて多様なカナダでよかった……)


今日はいい日だったなと思える日が少しずつ増やせるといいな。あまり無理はせず、日々をコツコツやっていきたい。