カナダに渡航して20日ほどたった。非日常から日常へ移り変わっている。

カナダ・バンクーバー渡航して20日ほどたった。これまでは長期旅行の延長線上のような感覚を抱いていたが、ここ数日でだんだんと「日常」を感じるようになった。ここではトピックごとに雑感を書いておこうと思う。


エアビーの宿

カナダに到着してから家を見つけるまでの繋ぎとしてエアビーの家を1ヶ月ほど予約していた。1週間住んで次の家に引っ越し…というような抑え方をしていた。

最初に滞在した家は半地下の部屋で、夏なのに夜は驚くほどひんやりしていた。
かと思えば2番目に滞在した家は一軒家の三階の屋根裏の部屋(天窓まである)で、気温の高い週だったこともあり、毎日げんなりするほど暑かった。人懐っこい猫が3匹もいる家で、子どもは毎日喜んでいた。
3番目に滞在した家は、築100年以上の洋館のような家で、建物の素晴らしさに感動しつつもオーナーの家に居候するスタイルだったのであまり気が休まらなかった。子どもは飼ってた大型犬にずっと怯えていてかわいそうだった……。賃貸の家が決まったタイミングだったこともあり、3番目の家は1泊しか滞在していない。


仕事

今のところは一日に3〜5時間くらい仕事をしている。朝は保育園の近くのスタバで仕事をすることが多い。自分以外にもスタバで仕事している人をたくさん見かけるが、カフェで仕事するのはよくある光景なのか、スタバなら世界のどこでもそうなのかはわからない。毎日同じ場所に通うというのは安心する。
日本と仕事時間を揃えるのが想像以上にむずかしい。カナダ時間のPM10時〜12時(日本時間PM2時〜4時)を仕事にしようと思っていたが、子どもの寝かしつけに苦戦しがちで、気がついたら夜11時!!とかになってしまう。バンクーバーでは夜9時半くらいまで明るいので、子どもに「なぜまだ明るいのに寝る必要があるのか?」みたいな反応をされている。


保育園

3歳の娘は、数ヶ月前に日本から探した保育園に通っている。「日本人の保育士のいる保育園にしよう」という探し方はしていなかったが、偶然にも日本人保育士が在籍していて、わたしも子どもも日々助かっている。
子どもは保育園に向かう道中で「きんちょうする…」と言うようになった。親の勝手な事情で無理させている、という責任感を日々感じている。


カナダでの家探し

渡航3日後から家探しを始めて、最初に内覧した家を気に入ったので「住みたいです」というオファーを送る。大家さん夫婦も我々のことを気に入ってくれたようで、トントン拍子に物事が進んだ。子どもがいることを好ましく思ってくれたようだった。

というわけでぶじに家が見つかり、7/9から契約開始し、7/11から住み始めた。最初に連絡を取ってから10日ほどで契約だったのでかなりスムーズに行ったほうだと思う。

京都からカナダへの引っ越しはもちろん大変だったが、エアビーからエアビーの引っ越しも大変でせわしない日々が続いていたので感慨深い。おおきなスーツケース2つぶんの荷物をuberXLに詰め込み最後の引っ越し。京都の家を引き上げる頃から続いた地に足の付かない焦燥感も一旦はケリがついた。



家も決まったし、勉強と仕事に本腰入れるぞと思っていたが、新居には机と椅子がないので環境としてはエアビーの家より悪くなっている。子どもにはものもらいができ、保育園で痛がって泣いたようでお迎えの要請が来る。私自身も偏頭痛(ストレスと連動する)で半日ほど寝込んだ。

一進一退の日々ではあるが、月曜日にはやっとダイニングテーブルやワークデスクが届く。これまでは「眠る場所さえあれば生活できるでしょ」と思っていたが、そんなことはなく、仕事も勉強も全然手につかない。働いてこそ、その地で暮らしていることだと思うので、一日も早く作業環境を整えたい。