冬のバンクーバーでメンタル不調になってた(カナダに来て9ヶ月)

2024年3月26日でカナダに来て9ヶ月がたった。なんともう1年の3/4が過ぎた。カナダに来る前のイメージ的には、1年勉強したら日常生活は普通にできるくらいになるかなと思っていたが、このままいくと3年くらいかかるかな〜という感じ。カナダに来た時点での私の英語レベルがかなり低かったのと、内向的な性格の影響もありそう。(言語なので、やはり人と交流するのが大好き!という性格のほうが上達早いと思う)

英語の学習方法を変える

自分の英語力の現在地がわからないな、と思っていた頃にCASECという簡易テストの存在を知り、2月に試しに受けてみた。その時点で半年ほどは英語学習をしていたものの、TOEIC換算で400くらいだったので勉強法を変える必要があるように思った。

すべての不安と悩みは英語力不足が原因だ!英語さえできれば何か道が拓ける!と信じていた私は、「英語に全振りする」という目標を立てていたのだが、今振り返ってみるとこれが良くなかった……。



疲れとうつ症状

英語に全振りするぞと意気込んでからはだいたいこんな日々を送っていた。

  • 7時過ぎに起きて子供のお弁当づくり
  • 車で保育園送り
  • 午前は保育園近くのカフェで仕事
  • 午後は家で英語勉強
  • 晩ごはんづくり
  • 寝かしつけ(2日に1回)
  • 夜の仕事(週2,3)
  • 夜の英語勉強

おかげで前述のCASECのスコアはかなり上がった。しかしながら気がつくと週5の献立を決められなくなるところから始まり、徐々に朝ベッドから出られなくなって、突然泣いてしまうようなことも増え、すべての物事に楽しさを見出だせなくなっていた……。がっつりメンタル不調である。

日照時間が短く雨ばかりの冬のバンクーバーでは、冬季うつリスクがそれなりに高いのだが、思えばほとんど家かカフェにいて日光を浴びていなかったし、車での移動ばかりで運動を全くしていなかった。そもそも寒い雨の中を外に出る気になれなかったのと、英語の勉強のためには運動する時間なんて物理的に取れないと思い込んでいた。

単純にがんばりすぎたのかも…というのもあり1週間ほど英語の勉強をお休みしてゆっくり過ごしている。だんだんと春らしい気候になってきたし、連休中ということもあってこの日記を書いている今はわりと元気だったりするのだけれど、勉強を再開してからどうなるかはまだわからない。ひとまずほとんど体を動かしたり日光を浴びる時間を取っていなかったので、意識的に外に出て毎日散歩してみようと思っている。幸いなことにどんどん季節は良くなっていくので、自然に和らいでいくのではないかと期待している。

そもそもメンタル不調のリスクがそれなりに高い(友人知人があまりいない、言語が不自由など不安要素が多い)と思うので、日本にいた頃と同じくらいがんばれると思って行動してはいけないのだな、と実感した……。


(ちなみに、京都に住んでいた最後の3年ほどは身の回りのことがわりとうまくいっているように自然に思えていたのだけれど、それは毎日1時間の自転車通勤での適度な運動と日光、週2のジム筋トレ、毎日オフィスで人と話す、みたいな部分に大きく支えられていたんだな〜と思った。)

カナダに来て半年がたった、現地語が話せない生活の大変さ

2023年12月26日でカナダに引っ越してきて半年がたった。ひとことに「慣れ」といっても、様々な段階があるのを実感している。

最初の3,4ヶ月ほどは「カナダの生活様式には慣れたけどひとりでは行動できない」だったけど、最近は「ひとりでも日常のことくらいなら何とか」くらいにはなった気がする。相変わらず店員さんの英語すべてはわからないけど、お決まりのやりとりパターンくらいならわかる。オドオドした移民しぐさが消えてきたからか、「How are you?」と聞かれることも増えてきた。
とはいえまだまだ話せないので、ちょっと込み入った話だったり、トラブルの解決なんかは自分ではできない。次の段階の「慣れ」はこのあたりなんだろうか。英語での雑談や仕事できるようになるまでにはさらに数段ありそうだ。

生活

とにかくお金がない!お金がなくて半年髪の毛切ってないし服は2,3パターンを着回している。靴は一足しかない。
それもそのはず、季節ごとの生活必需品(家電、衣類、布団etc...)を1から揃えるために毎月たくさん買っているからだ。服は日本で結構処分してしまったのだけれど、もっと持ってくればよかった。とはいえ夏と冬を経験したので必需品系はそろそろ落ち着いてくるんじゃないかと思っている。(そうなってくれないと困る〜〜!!)
外食もテイクアウトも高いのでほぼ自炊になったが、簡単に作れるレシピのリストの中から一週間分の献立をガッと作って、それに従って機械的にやっていると全然苦じゃなくてびっくり。今まで料理苦手だなと思っていたのは、毎日の献立を考える工程に対してだったんだなと実感した。

英語力

TOEIC300点代でカナダに来たので当然ぜんぜん話せないし理解もできない。最初はオンライン英会話と英会話アプリで勉強していたのだけれど全然うまくなりそうな実感もないし、ストレスが大きく続けられそうにもなかった。
そもそも語彙力が少なすぎる!ということで、大学受験の時に使ってたDuoという単語帳を引っ張り出してきて3周ほどやった。(受験の時にすら1周もできなかったのに十数年越しに最後までできて感動した)
簡単な語彙が増えただけで、保育園からの毎月のお知らせ、Facebookにある地域のママグループ、英語の番組などが読める&聞けるようになってかなり生活が楽になっている。最近は地道に瞬間英作文をやりながら中学校で習った英語の文法を思い出してるんだけど、なんとなく不明瞭だったところが鮮明になってきてよかった!やっぱり基礎は大事だな〜という当たり前のところに立ち返っている。

子どものこと

子どもも4歳になり、子どもに関する詳しいことをネットに残すのはやめようと思っているけど、ひとことで言うと本当にがんばっている。私なんかよりもすごい勢いで適応している。
私はカナダに来て5ヶ月くらいでちょっと慣れてきた感じがあったけど、子どもも同じく5ヶ月くらいから楽しい時間が増えてきたように見える。

つぎの半年の目標

英語の学習がダレてきて、何か目標があるといいな…と思って考えたのがテストの受験。CELPIPというカナダ移民向けの英語テストが日常生活に即したものらしいので題材としては良さそうだと思っている。スコア5(TOEICでいう550~600くらい?)を取るとカナダ永住権申請にほんの僅かに有利になりそうなので、これを目指すことにする。
あとはこの半年必死過ぎて自分自身に無頓着だったけど、いいと思える服や日用品にお金を払えるようになりたいな。



カナダに来てから「今日はいい日だったな」と思える日と「今日はだめだったな…」と思える日の両方があって、最初の頃は1:4くらいの割合だった気がするけど、最近は3:1くらい。

つらさの原因としてはやはり言語が話せないこと。話せないとアマゾンの受け取り(電話かかってくるから…)、料理の注文、タクシー乗車などなど、生活の大部分が制限される。雑談などができなくなるのは想像していたが、ここまで何もかもできなくなるとは思わなかった……。
それからお金の面もメンタルにかなり響いた。英語学習のために仕事を減らしたので収入が減って毎月微妙に足りなくて、でも仕事を増やすと英語の勉強ができなくて生活に支障が……という不安のループに入ることが多かった。
しかしながら、英語のほうが良くなってきたおかげで悩む時間が減っていった。メンタル面での山は越えられたんじゃないかな……。こればかりは本当によかった!

次の半年がどのような感じになるのか少しも想像できないけど、この想像できなさこそ海外生活の醍醐味だなと思う。「遅くとも前に進んでいること」を意識してがんばれたらいいな。


著者:yulily(ゆりりー)
2023年6月末から夫と娘(4歳)でバンクーバー郊外に住んでいます。
ブログでは子連れでの海外移住やカナダでの暮らしのことについて書いています。カナダでのできごとはTwitterにも書いているので、よければフォローお願いします!

バンクーバーの秋が好きになった

いつも通りの朝のバスに乗り、いつも通り保育園に行く。
昨日4歳の誕生日を迎えた娘は、今までで一番大きな声でバスの運転手さんに「Thank you!」と言ってバスを降りた。曰く「お姉ちゃんになったから」だそうだ。
バス停から保育園までの数百メートルで、娘がふと足を止める。「きれい〜」と見つめる先には、緑が生い茂る歩道沿いに生える草花についた雨粒が、秋の朝の光でキラキラと光っていた。
ふと懐かしい気持ちになった。6月末にカナダに来て、その間に雨が降ったのはたったの2,3日かそれくらいで、雨のあとの風景というのをすっかり忘れていた。

バンクーバーの夏というのはカラッとしていて過ごしやすい。青い空のゆらぎのない毎日がそれこそ2ヶ月以上続く。どこまでも快適で、でも代わり映えのしない永遠。

それがふと気がつくとすっかり寒くて、葉っぱの色は変わり始めて、雨が降ったりやんだりする。太陽の光がやわらかい色になって、影の境界線が曖昧になり、その美しさにため息が出た。これがバンクーバーの秋なんだ!

これまで住んでいた京都は、山と水辺と街とが調和した風景が美しく感じられるところが好きだった。いっぽうで夏のバンクーバーの住宅街や川辺の景色は、キレイだなと思いつつも、そこまで心が動くことはなかった。忙しさや老いで感受性が鈍ったのだと思って寂しく感じていたがそうではなかった。秋のバンクーバー、めっちゃいいやん……!

そんなことがあって、自分が何を美しいと思うのかがすこし理解できた気がした。私は、光の穏やかさや、湿っぽさ、昨日と今日とで違うゆらぎのあるものに美しさを感じるのかもしれない。
バンクーバーはこれから半年以上雨が続くみたいで、こんなことを言ってられるのは今だけかもしれないけれど、バンクーバーにも好きな風景が見つけられて良かった。


著者:yulily(ゆりりー)
2023年6月末から夫と娘(4歳)でバンクーバー郊外に住んでいます。
ブログでは子連れでの海外移住やカナダでの暮らしのことについて書いています。カナダでのできごとはTwitterにも書いているので、よければフォローお願いします!

カナダに来て2ヶ月、少し落ち込んだ数週間だった

カナダにやってきて2ヶ月がたった。ここ最近といえば、正直なところネガティブな気持ちになることがまあまあある。朝起きた瞬間からうっすらと物悲しい感覚があったり、ちょっとしたイレギュラーで何もする気にならないくらい不安になったり。

カナダ文化の真新しさや新生活の忙しさがなくなってきて、日常のマンネリ化や友人がいないことに対する寂しさ、言葉が通じないことに対する不安や不便さのほうが大きくなってきているのかも。
気がかりなのは子供が現地保育園を嫌がっていてることであり「無理なことをさせている」という罪悪感がかなりある。あのまま日本で暮らしていたら、保育園の仲の良い友達たちと毎日楽しく暮らせたのだろうか……。

私自身の問題としては、仕事の時間をちゃんと確保しないといけないけど、英語学習をしないといつまでも現状を打開することができないジレンマがあったり、子供のケアを最優先にしたいけど、そうは言っても仕事や英語学習とのバランスが難しいことがある。
日本で子育てしながらフルタイム勤務でさえ難しかったのにそこに英語学習が加わるとどう時間を使っていいのかわからない……

そんなこんなでモヤモヤしているとあっという間に夜になって「今日も無為に終わってしまった…」と思うことがたびたびある。



Lysgaardという学者が提唱したUカーブという概念によると、異文化への適応にはハネムーン期、クライシス期、復活期、適応期、みたいなものがあるらしい。

引用元:https://www.researchgate.net/figure/Lysgaards-1955-U-shaped-curve_fig1_328941845

異文化の地に移住すると、最初はワクワクだけど、だんだん良くないところが見え始めて、じきに適応していく…みたいな感じの概念なんだけど、今まさにそのクライシスの時期なのかなーと思っている。1955年のものなので今も当てはまるんかな…と思いつつインターネットでちょろっと検索すると頻出するので、移住者にはよくあることなんだろうな〜。



……と、こんなことを書きつつ、「なんとなく良くなってる」と感じられる瞬間も少しずつ増えてきてもいる。
良くなってきた要因を考えてみると、仕事するときはカフェなどの集中しやすい場所に行ったり、仕事や学習の時間割を作って計測したり、家にこもらずできるだけ歩いたりするのが効いているのかな。会社に行かないからこそ、日々のリズムづくりや体を動かすことが大事なんだな、とあらためて実感してる。

そして、子どもが少しずつ保育園に慣れてきたことが精神的にはいちばん大きいかもしれない。朝保育園に送るときに「きんちょうする…」と言う頻度は明確に減ったし、子どもから保育園でのできごとや友達の名前を聞くことも増えてきた。
(保育園にはアジア人が多くいたり日本人の先生がいるおかげでちょっとは慣れてきたのかも……あらためて多様なカナダでよかった……)


今日はいい日だったなと思える日が少しずつ増やせるといいな。あまり無理はせず、日々をコツコツやっていきたい。

カナダでの生活が「初めて行くスーパー」から「知っているスーパー」になるまで

初めて行くスーパーは、なんだかもどかしい。

どこに何があるのか……? 慣れ親しんだスーパーなら、「エスカレーターを上って2階、いちばん奥まで進み、右手の棚の真ん中のあたりにある。種類はいくつかあるが、赤いパッケージのものがいちばんおいしい」というのをそんなには考えずとも、ほとんど無意識にできる。しかし、初めて行くスーパーにはこの「感じ」がない。だいたいこのへんにあるはず……というカンを頼りに、進んだと思えば戻ったりする。


ここカナダでの初めてのスーパーはいっそう難しかった。モノのだいたいの値段はわからないし、そもそも存在するかどうか不明なものを目を凝らして探す作業(しかも英語!)の骨の折れること折れること!そのうえスーパーによって価格にけっこうな差があって「こんなに高いものを買ってしまった…」とふとショックを受ける。そして概して日本より高い……。

旅先のスーパーマーケットは楽しいものではあるが、そんな旅情は最初の1週間で終わり、家族の日々の食事をなんとかしていくうえで「スーパーの感じ」が掴めないのは地味に気が滅入ることだった。


「感じ」が掴めてきたのは、契約した家に引っ越して2週間たったくらいのこと。
幸いなことに、生活圏内にスーパーが4つあるので、それぞれを無為にぶらぶらしていると(まじで本当に長時間ぶらついて炭酸水だけ買う、とかやってた)なんとなくの価格帯や特色がわかるようになってきた。例えば、

  • safewayは全体的に普通〜やや高いくらいだが質はそこそこよい。チラシの特売品を買うと安い
  • save on foodsはポイントカードをつくると普通くらいの価格にはなるが、安いものはあまりないかも
  • walmartは全体的に安いが野菜の質が微妙なことがある。肉はそんなに安くない。缶詰や冷凍食品などの日持ちする系はwalmartがダントツで安い
  • 最寄りのローカルスーパーはとにかく野菜が安い!が肉系やシリアルなどは存在しない。アジア系食材はなぜかいっぱいある

それと同時に頭の中に品物の配置の地図ができあがることで、すんなりと買い物ができるようになってきた。行ったり来たりではなく、一筆書きの線で動くことができる。このくらいになってやっと「あ、この場所でも気を張らずに買い物ができるな……」というふうに思えた。


そしてカナダでの生活そのものが「初めてのスーパー」に似ていた。

バスにはどのように乗るのがいいのか、Amazonはどんなふうに受け取るのがいいのか、コインランドリーに服を入れたまま外出してもいいのか、ポイントカードを勧められたときの断り方……。一度知ってしまえば無意識に受け流せることも、全てが初めてで毎回一時停止しては「多分こうだと思うけど」をやっていく。
ひとつひとつは小さなことでも、それが積み重なって、「普通に暮らしていく」のがしんどいと感じていた。

しかし、ここ1週間くらいでカナダでの生活も「ちょっとは知ってるスーパー」になってきたかもしれない。日々の暮らしが落ち着き、イレギュラーに対応する時間が減っていく。毎日のリズムが整うことで、ちょっとずつ新しいことを試してみようという気になってくる。


カナダに来て1ヶ月ちょっと。こんな感じで「なんとなくやっていけるかも」というぼんやりとした自信がついてきた。少しずつではあるが、進んでいけそうな気がする。


すっかり慣れたスーパーで「いつも買ってる玉ねぎ」を手に取りながらそんなことを思った。

カナダに渡航して20日ほどたった。非日常から日常へ移り変わっている。

カナダ・バンクーバー渡航して20日ほどたった。これまでは長期旅行の延長線上のような感覚を抱いていたが、ここ数日でだんだんと「日常」を感じるようになった。ここではトピックごとに雑感を書いておこうと思う。


エアビーの宿

カナダに到着してから家を見つけるまでの繋ぎとしてエアビーの家を1ヶ月ほど予約していた。1週間住んで次の家に引っ越し…というような抑え方をしていた。

最初に滞在した家は半地下の部屋で、夏なのに夜は驚くほどひんやりしていた。
かと思えば2番目に滞在した家は一軒家の三階の屋根裏の部屋(天窓まである)で、気温の高い週だったこともあり、毎日げんなりするほど暑かった。人懐っこい猫が3匹もいる家で、子どもは毎日喜んでいた。
3番目に滞在した家は、築100年以上の洋館のような家で、建物の素晴らしさに感動しつつもオーナーの家に居候するスタイルだったのであまり気が休まらなかった。子どもは飼ってた大型犬にずっと怯えていてかわいそうだった……。賃貸の家が決まったタイミングだったこともあり、3番目の家は1泊しか滞在していない。


仕事

今のところは一日に3〜5時間くらい仕事をしている。朝は保育園の近くのスタバで仕事をすることが多い。自分以外にもスタバで仕事している人をたくさん見かけるが、カフェで仕事するのはよくある光景なのか、スタバなら世界のどこでもそうなのかはわからない。毎日同じ場所に通うというのは安心する。
日本と仕事時間を揃えるのが想像以上にむずかしい。カナダ時間のPM10時〜12時(日本時間PM2時〜4時)を仕事にしようと思っていたが、子どもの寝かしつけに苦戦しがちで、気がついたら夜11時!!とかになってしまう。バンクーバーでは夜9時半くらいまで明るいので、子どもに「なぜまだ明るいのに寝る必要があるのか?」みたいな反応をされている。


保育園

3歳の娘は、数ヶ月前に日本から探した保育園に通っている。「日本人の保育士のいる保育園にしよう」という探し方はしていなかったが、偶然にも日本人保育士が在籍していて、わたしも子どもも日々助かっている。
子どもは保育園に向かう道中で「きんちょうする…」と言うようになった。親の勝手な事情で無理させている、という責任感を日々感じている。


カナダでの家探し

渡航3日後から家探しを始めて、最初に内覧した家を気に入ったので「住みたいです」というオファーを送る。大家さん夫婦も我々のことを気に入ってくれたようで、トントン拍子に物事が進んだ。子どもがいることを好ましく思ってくれたようだった。

というわけでぶじに家が見つかり、7/9から契約開始し、7/11から住み始めた。最初に連絡を取ってから10日ほどで契約だったのでかなりスムーズに行ったほうだと思う。

京都からカナダへの引っ越しはもちろん大変だったが、エアビーからエアビーの引っ越しも大変でせわしない日々が続いていたので感慨深い。おおきなスーツケース2つぶんの荷物をuberXLに詰め込み最後の引っ越し。京都の家を引き上げる頃から続いた地に足の付かない焦燥感も一旦はケリがついた。



家も決まったし、勉強と仕事に本腰入れるぞと思っていたが、新居には机と椅子がないので環境としてはエアビーの家より悪くなっている。子どもにはものもらいができ、保育園で痛がって泣いたようでお迎えの要請が来る。私自身も偏頭痛(ストレスと連動する)で半日ほど寝込んだ。

一進一退の日々ではあるが、月曜日にはやっとダイニングテーブルやワークデスクが届く。これまでは「眠る場所さえあれば生活できるでしょ」と思っていたが、そんなことはなく、仕事も勉強も全然手につかない。働いてこそ、その地で暮らしていることだと思うので、一日も早く作業環境を整えたい。

カナダに渡航して、最初の2日間で感じたこと

2023/6/26、カナダに到着しました!
日本の6/26 18:00に出発して、カナダの6/26 11:00についたので長い長い6/26がやっと終わった……というところ。

空港から宿まではタクシーだったし、この記事を書いている6/27の今日は子どもが熱を出してしまい、宿周辺の15分圏内をうろうろしただけだけど、とりあえずのカナダの最初の印象を書いておこうと思う。

  • 緑が豊か
    • 住宅街を歩いているだけなのに緑がいっぱい。歩道の両サイドに芝生があったり、大きめの公園がたくさんあったりして穏やかな気持ちになれる。
  • きれいで治安がいい
    • 道端にはゴミや犬のフンが落ちてなくて美しいな〜と思う。宿の近くだけかもしれないけど、治安の悪さを感じさせるものをまだ見ていない。
  • 意外と英語が聞き取れる
    • まだスーパーでなにか買ったぐらいだけど、それくらいの英語なら案外聞き取れてびっくりした。ゆっくり目に話してくれてるのかな?
  • 夜が明るい
    • 20時なのに明るい。子供が普通に公園で遊んでいるけど寝ないのか……?
  • 寒い
    • 「朝晩は肌寒いかな〜」くらいで思っていたら結構寒くてびっくり。9月くらいになったら着るかな?と思って念のために持ってきた長袖のTシャツをすぐに出した。寒暖差が結構あるっぽい。
  • 世界中のレストランがある
    • あらゆる国の料理の専門店がある。アフリカ料理、メキシコ料理、中東料理、モンゴル料理…などなど、日本ではあまり見たことないような料理店も多い。ショッピングモールに入ってたベトナム料理店でふらっと食べたフォーがかなり本格的な味で、これがバンクーバーなのか!と驚いた。
  • 街の人々は心に余裕がありそう
    • バンクーバーの人は子どもに優しい」とは聞いていたが、子供に対してというよりかは、あらゆる人に対して優しいのかな〜と思った。せかせかしてないというか、ゆったりしてるというか……。にこやかでフレンドリー。


という感じで、まだ家もないけどこの国ならなんとかやっていけそうだな、と思った2日間だった。初日は「本当に海外に来てしまった……」とざわざわとした気持ちだったけど、次の日の朝起きると3歳の子供は変わらないかわいさで、この大好きな家族がいればなんとかなるか!と不思議と思えた。家族ってすごい。

目先の困りごととしては、NETFLIXで一部のアニメが日本語で見れないこと……。子供には諦めて英語版パウパトロールを見てもらってるけど、これなんか回避方法あるのかな?

今週一週間は身分証を取ったり、銀行口座を開設したり、家を探したりと忙しいが、ちょっとずつカナダの暮らしに慣れていきたい。



車を入手するまでは荷物や歩かない3歳児を運ぶのが大変かな…と思って台車を買った。今後はキャンプなどで使いたい。