一時帰国は贅沢品なのか

2026/2/12から2/25まで日本に一時帰国した。前回は2025年3月に帰国してたので11ヶ月ぶり2回目。
正直チケットを取った時は「1年前に行ったばかりなのに贅沢では…?」と思っていたが、本当に行ってよかったなーと思う。

人と会う

バンクーバーでは在宅勤務なので家族とだけで過ごす時間がものすごく長いのだけれど、日本では親や友人、同僚たちとたくさん話せてうれしかった。

フルリモートをしていてだんだん「自分がなぜ働いているのか」がわからなくなり、プロジェクトをまわす大変さをお金に変換しているような感覚になっていたが、久しぶりに同僚に会って、ちょっとした相談や雑談をしてると「仕事って本来は楽しい行為だよなー」というのが思い出せた。今回は普段やり取りしてるけど一度も会ったことのない方々にたくさん会えて、それも嬉しかった。かなり元気に前向きになれた。むしろフルリモートで働くなら、1年に1回くらいは会わないと信頼関係が薄れてやりづらくなってくるかも…。

子供

子と祖父母が一緒に過ごす時間を作れたのも嬉しかった。わたしの母はわたしの子供について「1年前とはぜんぜん違う!」と言っていて、1年のスパンで帰ってこれてよかったなと思った。2年空いてしまうともはや初めて会う人みたいになってしまうけど、1年だと地続きな感じ。

そして子供にも「日本は居場所のひとつである」というのを実感してもらえたと思う。子供は3歳の頃にカナダに来たので、生まれた国がどんな場所なのかだんだんわからなくなってくると思うのだけど、自分の国のひとつだ、と思ってもらえるといいな。

今回は何度か友人とその子供たちと会ったが、6歳なりにほかの子供と仲良くしたり喧嘩したりして、コミュニケーションのよい経験にもなったんじゃないかなと思う。

日本に行って家族以外のコミュニティと生活する中で精神的に成長したのか、カナダでもどことなく自信が出てきたように感じる。

病院系

歯のクリーニング・マウスピース作成、眼科受診、婦人科ドックに行った。今は具体的に具合の悪いところがあるわけではないけど、長い目でみるとちょこちょこ検査しておくのは大事だなあと…。歯のクリーニングは毎回行きたいところ。

時期について

2月の旅行閑散期ということで、まちが落ち着いていたりホテルや航空券が安くて良かった。いっぽう子供の学校を休む期間が長くなってしまったのは微妙。(子供の学校の4連休に合わせはしたが)花粉シーズンに被ったのもつらかった…。
3月に入ると子供の学校の春休みがありその分の学童代などを考えると、去年の1回目の一時帰国のように春休みに合わせてもそこまで総額は変わらないかもしれない。今回は直前に日本行きを決めた形になったが、かなり前もって長期休みに合わせるのがやはり良いんだろうな〜。バンクーバーの冬(とくに12月末の冬至周辺)が苦手なので、その時期に帰れるといいのだけれど……。

かかったお金(最低限)

ZIPAIRのセールがあり、復路は大人片道3.3万円、子供は1.3万円と一番安いものが買えたのはよかった。(往路はもう少し高い)東京と関西の往復や成田に1泊したりして、少なくとも15万円くらいはかかっている。そこに受診代や日常の服やら化粧品代、お土産代が加わるがこのあたりは生きるために必要な経費ということにしておく…。

七五三もやった

お金はかかるけどそれ以上に得られる物が多いなと実感した一時帰国だった。自分の居場所がちゃんとあるというのを実感できたのが嬉しかった……。
特に子供が幼いうちは学ぶことも多く、人格形成への投資とも考えてできるだけ帰れるといいなと思う。

カナダに来て2年半たった。

2023年6月26日にカナダ・バンクーバーに来て2年半がたった。今の素朴な気持ちをざっくり残しておこうと思う。


ESL(語学学校)に通った

9月から2ヶ月間、ESLに通った。正直もっと早く行っておけばよかった〜!英語って知識や能力のほかに度胸や慣れが必要だと思うのだけど、その度胸が少しついた。
30歳以上限定のクラスに通っていたのだが、かなり居心地がよかった。ダウンタウンに通い、様々な国から来た人と話した。バンクーバーに来てからいちばん「バンクーバーらしい」と思った2ヶ月間だった。毎日刺激的で日常に彩りがあった。

しかしながらこの2ヶ月は楽しくも忙しすぎる日々であり、精神的には元気だが体力的には厳しかった。通学1時間、授業3時間、子供の学校送迎、子供の習いごと送迎、仕事を並列処理でやっていた。(仕事も面接・研修などがあり超忙しかった)
また、今持ってる英語の語彙を素早く出し入れする練習はできるが、引き出しの中身自体はそんなに急には増えないので、表現を増やす過程も必要だな…と思った。両方をバランス良くやるのが大事。

CELPIP(英語のテスト)うけた

ESLが終わって、いったん英語力を測っておくか〜!と思ってCELPIPというカナダでの移民申請に使えるテストに申し込んだ。テスト駆動勉強というか、申し込んでしまえば勉強もはかどるかな…?という期待を持っていたが思いのほかCELPIP用のスピーキング練習がつらく、テストまでの2ヶ月弱は精神的に弱ってしまっていた。モチベーションのためのテストのはずが逆に効率が落ちることに……。やはりある程度楽しい(せめて苦じゃない)方法じゃないと続かないのだな、と実感した。

テストは12/27(土)に受けて、12/30(火)の明け方には結果が出た。素早い。

Listening: 6
Reading: 6
Writing: 8
Speaking: 5

Speakingに関しては結構黙ってしまったのでもっと悪いかと思ったけど、意外と良かった。対策を通じてテストの形式自体は理解できたものの、こちらもESLに通っていた時と同様にもっと根本的な会話表現の積み重ねが必要だと思った。

初一時帰国

3月末に3週間ほど日本に一時帰国した。1年9ヶ月ぶりの日本だったが、特別な感慨深さはなく、逆にカナダにいたのが長い旅行だったのか?というような不思議な感覚だった。それくらいいつも通りの日々だった。
自分のことはさておき、子供と自分の親とが過ごす時間をもっと持ちたいと思った。たった3週間だったけど、子供の語彙が増えたことに驚いた。

冬がつらい

もう3回目のバンクーバーの冬だけど、相変わらずつらくて仕方がない。雨と寒さがつらいというよりかは、朝の暗さが問題な気がしている。日の出が8時すぎに対して、7時に起きて真っ暗な中で子供の弁当作りをしているうちに体内時計がおかしくなるというか……。(日本に置き換えると、真冬の朝5時の真っ暗さの感じ?)

35歳になった

これまで年を取ることに特別な気持ちはなかったが、35歳は違った。これまでは人生の加速度がプラスだったのに、35歳を機にマイナスに転じたような感覚がある。白髪が生えてきたり、生理周期がだんだん乱れ始めるような目に見える老いと、もうこれ以降は安易に転職できないのではないかという目には見えないリミットの両方に追いかけられている感覚がある。

仕事・日常

基本的に朝子供を学校に送り、その後は基本的に家族としか会わないのがやはりつらい。毎日同じ日の繰り返しをしていたらあっという間におばあさんになってしまう怖さがある。ESLに通っていた時期はあまり感じなかったので、自主的に新しい情報を摂取していかなければ、と思っている。

一時移民という立場

いまは「一時的に滞在している」という状況でカナダに住んでいるのだが、当たり前だけど立場が低い。
11月の免許更新時にビザの残り期間が少なくて、ペラペラの仮免許のような紙になり写真付きの身分証が1つ減ってしまった。そしてその後ちょっとショックな出来事があり、少し落ち込んだことがあった。
これはきっかけにすぎないのだが、「現地に馴染もうとしない移民」として扱われないために、ナメられないために、もう少しカナダにいる人っぽい風貌にしようと思った。カナダに来てからも京都に住んでいた頃と全く同じ「前髪ありのショートヘア」していたが、バンクーバーでそういう髪型をしているのは「外からちょっとだけやってきてる人」だけなのである。好んでいたスタイルを変えるのは悲しいことであるが、同時に不当に扱われないためにできることはしたい。日常の中で「自分が浮いた存在だからこうなっているのか?」と思うことをなくしたい。(こう書くとネガティブな印象だが、実際はちょっと試してみるか!くらいの気持ち)
そして相変わらず忙しい。頼れる親戚や資産も何もなく、フィクションに出てくるずっとあくせくしてる移民一世らしさを自分に感じる。



今はだいたいこんな感じ。毎年1年先のことが未知すぎる。果たして来年の今頃は何をして、何を感じているのだろうか……。

1年目
canada-kurashi.hatenablog.com

2年目
canada-kurashi.hatenablog.com

オンライン英会話でカランメソッドを8ヶ月やってTOEIC710取った

2023年6月にカナダに来て、英語を勉強し始めて2年になる。
去年の今頃にも1年間を振り返っていたので、今年も振り返っておく。

TOEIC L&R 結果

1年前に受けたTOEICスコアが635、そして今回は710だった。(2年前は365)

Total:710(+75)
Listening:405(+55)
Reading:305(+20)

やってたこと:ひたすらカランメソッド

2024年10月から約8ヶ月弱オンライン英会話のQQ Englishでカランメソッドという英語学習法をひたすらやっていて、これが自分にはかなりあってた。
形式はシンプルで、先生が出してくれた質問を用いて返答文を即座に組み立てるだけ。

例えばこんな感じ。

先生:Would your English get better if you stopped studying?
生徒:No, my English wouldn't get better if I stopped studying. ←答えは決まっていて、一言一句違わずに言う必要がある

もはや会話ではなく、かなり簡単に言うと「先生の前で高速に瞬間英作文を披露する」という感じである。一言一句違わずに聞き取り、そこそこ長い文章を発話する必要があるので良いトレーニングになる。この形式で文法も勉強する。

カランメソッドを始めてから体感としてもかなり聞き取りができるようになったのと、なんかよくわからないがなぜか口から英語が出る!みたいな現象が起きてるので概ね満足している。単調だけど私は不思議と飽きない。毎回達成感があるのも良いなと思う。

ちなみに平日はできる限り毎日、復習1時間とレッスン25分やってました。

よくできてるなと思うところ
  • レッスン外で復習することを前提にカリキュラムが組まれている。レッスンの最初の15分は前回の復習で、この時間を完璧にこなしたいというモチベーションで自習できる。
  • 教材自体は独学でもできる内容だけど、生身の人間(先生)と対面でやる緊張感や責任感からやらざるを得ない環境が作り出せる。
  • とりあえず復習さえやっておけばOKなので「今日の題材何にしよう…」「この勉強法でいいのかな…」などを考えるストレスがない。予約さえ取ったらあとは自動的に勉強できる。
  • 答える内容が決まってるので、「どう答えるべきか」を考えなくて良い。(内向的なタイプなのでこれがかなり助かった…)
  • 一般的な会話練習だとよく使うフレーズに偏りがちになるが、ありとあらゆる言い回しをひたすら学習・練習できる。
  • 週4以上受講が勧められているので毎日やるモチベーションになる。(週1,2だとあまり効果出ない)

例えて言うと、パーソナルトレーナーを付けてやる筋トレのようなものだな、と感じている。筋トレは一人でもできるけどモチベーションを保ったり追い込むのが難しい。でも生身の人間が見張っている環境なら続けられたりする。アプリやAIでも英会話はできるけど、ほどよくプレッシャーや責任みたいなものを感じるには人間がやってるオンライン英会話がいいなーと思っている。(まあパーソナルトレーナーやったことないんだけど……)

微妙かも…と思うところ
  • 合う人と合わない人の差が大きそう。私は自由に話さないところがよいと思っているので良いが、会話を楽しみたい!という人にはかなり退屈だと思われる。
  • 自分の考えを伝える練習は別途必要そう。
オンライン英会話:QQ English

カランメソッドをオンライン英会話で受講しようと思うとQQ EnglishかNativeCampのどちらかになると思うが、私はQQ Englishを利用していた。
色々なオンライン英会話を利用したことがあるが、QQ Englishは2週間先までならポイントが残ってる限り何回でも予約できるのが良いなーと思う。(1回先の予約しかできないところもある。)
あとは無料キャンセルが12時間前までなのが個人的には良かった。(デメリットとも言える)ほかのオンライン英会話だと直前でもキャンセルできてしまうので、ついつい1時間前に「今日は調子よくないしやめとこう……」ってなってしまっていたので……。

↓紹介コードを置いておくので、カランメソッド気になった方はぜひ
QQ English
月8回コース/5,480円(税込)が初月無料・アマギフ2000円とのこと

他にやってたこと

  • 2024年6月〜7月:DUO3.0の音読とか
  • 2024年8月〜9月:忙しくてあんまりできていない…
  • 2025年3月下旬〜4月上旬:日本への一時帰国で勉強お休み
  • 2025年5月:TOEIC一ヶ月前だけ金フレ&abceedを追加で1日15分くらい

TOEIC受けた感想と今後

  • Listeningがめっちゃ聞こえるようになった!1年前は「内容はわからんがなんかWhenって聞こえたから時間っぽいのを選んでおくか」だったが、今回はだいたいざっくり理解できた。
  • 去年より集中力が落ちた気がする…。
  • 通しで過去問を解く、みたいなことをしてなかったので時間配分よくわからなかった。初歩的〜
  • Readingはほとんどなんもしてないので、本とか読んだほうが良さそう。
  • TOEIC800を目指したい気もしつつ、そろそろSpeakingもあるテスト受けるべきか…。
  • 話す練習をしたいのでそろそろ語学学校に行ってもいいのかなーと思っている。

カナダのTOEIC結果は郵送のみ。去年はテスト受けて2週間で届いたが今年は約1ヶ月かかった……なんでなん?

お気に入りの飲食店のオーナーが店を辞める。

昨日は子供のキンダーの最終日であり、同時にカナダに来て2周年の日でもあった。

カナダに来る前の京都に住んでいた頃、家の近くにあったバインミー屋さんのことが大好きだった。
そしてバンクーバー都市圏にやって来て、このまちでも好きなバインミー屋さんが見つかるといいなと思って最初に行ったお店があった。
とくに期待していなかったけど、そこがとてもおいしくて、すっかりファンになった。それ以来夫とともに1,2週間に1度くらいは食べている。ベトナミーズの店主も、気がつけば我々のことを覚えてくれたようだった。

昨日、ランチに頭に浮かんだのはいつものバインミー。子供の夏休みが始まる前に食べておくか〜というくらいの軽い気持ちだった。
そして夫もなぜか「今日はバインミーだ」と思っていたようで、流れるようにいつものお店へと向かう。店頭に貼られていたのは「事業譲渡します」の紙だった。

店主に詳しく話を聞くと「先のことは決めてないけど、もう10年やったから新しいことをしたいから店を引き継ぐ」とのことだった。
我々はいつも通りのメニューを食べて、2度も握手して、感謝を告げた。

これまでそんなに深い話をしていたわけではないし、ていうか私はほとんど話してなかったけども、それでも自分でも気づかないうちに「今までありがとう!」と言えるような関係性になれていたのが嬉しかった。これが2年という年月なのだな。

この日、なんの気無しにバインミーを食べに行ったけど、あと1日遅ければこの店主にさよならを言えなかったことを考えると、本当に間に合ってよかったと思う。
それが子供のキンダー最終日で、カナダ2周年の節目の日だったとなると、なんとなく運命的なものを感じてしまうのだった。

つい一年前には「カナダに対する気持ちはフラット」なんて思っていたけれども、最近は自分の街のことけっこうええやん!って思うことが増えてきた。
やっと文化や言語に慣れてきただけかもしれないけど、こうやっていつの間にか馴染のお店ができていたからなのかもしれない。

バインミー屋の店主の話に戻ると、とくに寂しい・残念だという気持ちはなく(飲食店ビジネスの事業譲渡なのでお店自体は続くし)、ただただ元気であってほしいな、と思う。カナダを離れて私の想像も及ばないことをするのかもしれないし、案外すぐ近くにいるのかもしれない。他人の人生を考えるときに広い世界にまで思いを馳せてしまうスケール感はカナダならではだな、と思う。

10年やると別のことをしたくなってくるよね。私自身も京都に10年住んで働いて、そろそろ満足したから別の世界を見てみたい、と思ってカナダにやって来たわけだし。

そうなるとカナダに住むのもなんとなく10年くらいになるのかもしれないな。まあ、ビザ的に住めるかどうかはさておき……。


筆者:yulily(ゆりりー)
2023年6月末から夫と娘(2019年生まれ)でバンクーバー郊外に住んでいます。
ブログでは子連れでの海外移住やカナダでの暮らしのことについて書いています。

入れないと思っていた学童に入れることになった

2月から子どもが学童(after-shool)に行き始めた。

子どもが8月で保育園を卒園し、9月からはキンダー(プレ小学校のようなもの、学年でいうと年長)に進学した。キンダーの授業が終わるのは3時。学童には空きが無く、3時以降は習い事をしたり、家で過ごしていたのがこの数ヶ月だった。

子どもが生後8ヶ月のころから保育園に入れてフルタイム勤務をしていた私としては、「3時すぎに帰って来る子どもと何したらええんや……」と呆然としていた。しかしながらだんだんと慣れてきて、公園に行ったり料理したりして過ごせるようになってきた。「こんなふうに子どもと2人でまったり過ごすのも悪くないのかも…」と思っていたところに、学童から「空きが出た」との知らせが入った。



最初にこの知らせを聞いたとき、素直に喜べず少し戸惑った自分がいた。ある意味で、この新しい生活リズムに快適さと、薄っすらとした幸福感を感じ始めていたところだった。学童は数年は空きが出ないと聞いていたので、「子どもは家でゆっくり過ごしたほうが幸せ」ということにして、自分をなんとか納得させていた部分もある。(実際、今回学童に入れたのは本当に偶然入れた、という感じである)

そんな感じでうっすらと釈然としない気持ちを抱えていたものの、週末に公園でたまたま子どものクラスメイトに会い、ものすごく楽しそうに走り回る子どもの姿を見て考えが改まった。「5歳は、5歳同士のペースで遊ぶのが楽しいんだろうな」と自然に思えた。

思い返すと自分が小1くらいの頃は暗くなるまで友達と外で遊ぶことも多かったが、カナダの子どもは親同伴じゃないとどこにも行けないので不自由そうだな、と思っていた。だが学童ならそれができる。少し年上の子どもたちと接する機会ができて良い刺激になりそうでもある。

それから、私がカナダに来てフルタイムの仕事からパートタイムにしたのは他ならず言語習得のため、というのを思い出した。
もちろん子どもと過ごす時間は尊いが、私がカナダに来た元々の目的は英語を習得すること。それが9月以降は英語の勉強をする時間が取れず、「私はこのまま英語が話せないままなのか……。」と焦りを感じていたところだった。学童を利用すれば、その時間はまるっと勉強に当てられる。



そんな感じで学童に入って1ヶ月。今のところは楽しく過ごしていそうで安心している。
私自身はさっそく勉強時間を取れるようになって生活のバランスが取りやすくなった。精神的にも元気になり、前よりも子どもにも優しくできるようになった。今後もし子どもが小2くらいになって、家でゆっくり本読んで過ごしたい!と言うのであれば、そうするのもいいかもしれない。が、今のところはこの生活が一番快適かな、と思っている。

写真は全然関係ないけど「どうぶつの森」で私宛に書いてくれた手紙

カナダに来て1年半たった。日本の良さを客観的に感じられるようになったこととか将来の不安とか。

2023年の6月にカナダに来て1年半がたった。カナダ滞在期間としては最短で3年くらいかな…と思っていたので、このまま最短コースになる場合は半分が過ぎたことになる。もしかしたら折り返し…ということで、1年半海外で過ごしてみての雑感をざっくり残しておく。

30代から始める語学(英語)習得

カナダ渡航と同時に英語学習を始めてたので学習歴1年半だが、まだまだまだまだ時間がかかりそうだな〜という感じ。言語を学べば学ぶほど、どれだけ量を積み重ねられるかの勝負なんだな…と感じる。
カナダ渡航の時点で今くらいの語学力があれば生活がかなり楽だっただろうけど、逆算すると子どもが0〜1歳くらいで学習スタートしないといけない計算になるので、まあそれは無理だよなという気持ちもある。

日本の良さを客観的に感じられるようになった

日本にいた頃は、日本って人口が減っていて内需が先細りだし、自然災害も多いし、政治家や管理職の男女比率が偏ってるしなんだか将来がぼんやりと不安だな〜と思っていたが、今ではこんなに清潔で治安が良く、歴史や独自カルチャーがあり、食べ物が安くておいしい国ってなかなかないな…!と思うようになった。日本を離れてみて客観的な良さがわかるようになった。(カナダのカルチャーは近代的でどこか商業的な香りがする)
これまでは日本のガラパゴスさにマイナスイメージを持っていたが、古くから続く文化があることも、日本語でかなりの幅のエンタメがカバーできるのも本当にすごいことだと思う。世界で日本でしか話されていないマイナー言語なのに、映画もドラマもアニメも小説も漫画も何でも見つかる。
2024年のM-1の令和ロマンを見ながら「保健だよりの風船のフォント」みたいなネタでこんだけ笑えるのって、日本で育った人がみんな同じカルチャーや体験を共有していて、しかも全員が同じ言語を話すから、そしてそれは貴重なことなのでは…?と思った。
当たり前過ぎて良さに気付けてないことに気付けたのは本当に良かった。日本に住み続けていたら「なんかぼんやりした国に生まれちゃったな〜」と思いながら数十年過ごすところだったと思う。

もちろん日本の良くないところもある。VPNで日本に繋ぐと広告が一気にアダルト漫画やコンプレックス商材になるのはやはり残念だし、私の職種であるプロダクトマネージャー(ものすごーくざっくり言うと管理職ポジション)の日本のカンファレンスを覗いてみるとスピーカーのほとんどが男性だったりして、このへんはまだまだ偏りがあるな〜と思う。

カナダの就活と英語話者へのイメージ

カナダの失業率は日本よりも高く、ネットで見た感じの印象だと就活もかなり大変そうである。カナダのような英語が公用語の移民国家は、世界中から優秀な人々がやってくる…つまり自分より才能のある人がどんどん入ってきて、就活ではその人と戦わないといけない、ということである。

今まで英語が母国語の国に生まれたらそれだけでアドバンテージがある、というふうに思っていたが、実際は世界中に無数のライバルがいることになるのでかなり大変だ…と思うようになった。(インドやフィリピンのような第二言語が英語の国はまた違うのだろうが)
カナダで生まれ育った人というのは海外生まれの仕事スキルが高い人たちと席を奪い合わないといけなくて、移民とは違った難しさがあるんだろうな、と思う。

日本人との出会わなさ

バンクーバーで暮らしていると日本人にあまり会わない。ダウンタウンとかを歩いているとワーホリや留学生っぽい若者は見かけるのだが、30歳以上となるとぐっと少なくなる印象だ。

個人的な仮説としては、日本である程度幸せになる難易度がそんなに高くなく、英語習得の壁が高いので、海外に出るメリットが少ないからなのでは、と思っている。(日本語と英語は言語としての差が大きく、日本語話者はスペイン語話者などと比べて英語習得に時間がかかるそうですね 出典:外国語学習の科学

元々英語が得意な人で日本でセクハラに苦しんでいるとかブラック企業で働いているとかであればカナダに来て幸福度が上がると思うが、そうでないなら英語習得と就活の苦労と天秤にかけてどちらが幸せになりやすいか?と思うと、日本にいたほうが確度が高いのではないか……?

いっぽうで日本出身者のように「いつでも母国に帰れるバッファがある」からこそ海外挑戦しやすいのもあるな、とも思う。カナダには母国に帰る選択肢が取りづらい移民もたくさんいる。(語学サークルに行ったらウクライナパレスチナ出身の人などと出会ったこともある)

税金

移住前はかなり高いイメージだったが、一度確定申告をしてみたら案外そこまででもないな…?という印象。
消費税はそこそこ高い(10〜15%)ものの、食料品は無課税だったりする。なので単純にモノを買わなくなったが……。

現在は収入がかなり少なく累進課税率が低いのももちろんある。しかしながら日本では「会社が払っている」という体になってる分の社会保険料を分母に入れて計算すると、今と同じ収入額でも日本のほうが実質的な税率は高そうである。(収入によってどこかのタイミングで逆転するのかも?そこまでは計算してないのでわからない)

子どものキンダー(Kindergarten)

日本では満6歳の4月から義務教育として小学校が始まるが、カナダでは1年半早くプレ小学校のようなものが始まる。娘は日本ではまだ年中だが、毎日キンダーに行き勉強と遊びの両方をやっている。
保育園と違って15:00に学校が終わってしまうのがここ最近の悩みのタネである。私は子どもが0歳の頃から保育園に預けてフルタイム勤務してたので、正直、昼間に帰ってくる子どもと一対一でどう過ごしたらよいのかよくわからなかった。学童のようなものも存在するのだが、申込者が多すぎて入るのに2,3年は待つらしい。(その間に学童不要になっちゃうよ!)子どもの同じクラスの子は生まれる前(!)から学童のウェイトリストに入れてたらしく、これはこれで狂った社会だな…と思う。
いっぽう、最近では子どもと過ごすのにも慣れてきていっしょに料理したりして過ごしている。ボードゲームとかできるようになってきたのも嬉しい。

子どもの習い事

学童に入れない代わりに週に3回習い事に行ってもらっている。カナダの習い事は「9〜12月の11セッションで○ドル」のような感じで3〜4ヶ月(夏休み明け〜冬休みまでとか)で一区切りになっていることが多い。
なので興味のあるものを割と気軽に始められて気軽に辞められる。娘は体操のクラスに行っていたが、もういいかな…とのことなので次期のクラスには申し込んでいない。日本にいたら体操は習ってなかった気がするので、自分に何が合っているのか色々試せるのは良さそう。
気軽に辞められるのはいいけど、毎シーズン申し込みをしないといけないのがなかなかに大変。人気のクラスはすぐ埋まるので申込開始時間の少し前にスタンバイしてクリック合戦に参加することになる。これがシーズンごとにあるのでなかなか辛い。
あと送り迎えも普通に大変。そもそもキンダーと小学校にも送り迎えが必要なのでカナダで車無し子育てはなかなかハードルが高そう。

人生の不安

今の私の生活というと、子どもの習い事のない日は

  • 朝:子どもの弁当作り、子どものキンダー送り、仕事
  • 13時〜15時:英語学習
  • 15時〜21時:子どもと遊ぶ、晩ごはん作り、子どもをお風呂に入れる、寝かしつけ
  • 22時〜:仕事

という感じで、仕事の専門スキルが付けられない不安と、英語学習があまりできない不安に押しつぶされそうになる。学童に入れないのが予想外だったな…と思いつつも、幼い子どもとじっくり過ごせるなんて長い人生のうちのほんの数%なので、貴重な時間としてありがたく受け入れたい気持ちと両方ある。
人生の投資フェーズと考えて英語学習に集中し仕事を減らす手もあるが、それこそ仕事のブランクのあるミドサー女性って再就職できるの?という疑問もある。とか考えていると今のバランスがいいのかな〜と堂々巡りになってしまう。



年末はゆっくり過ごして、貯めてた仕事でも片付けようかな〜と思っていたが(ゆっくりではないな…)、風邪を引いてしまったり片頭痛になったりして結局寝て終わった。2024年はまあぼちぼちこんな感じ。来年もがんばろう。

近くの湖に行ったときの写真



筆者:yulily(ゆりりー)
2023年6月末から夫と娘(2019年生まれ)でバンクーバー郊外に住んでいます。
ブログでは子連れでの海外移住やカナダでの暮らしのことについて書いています。

日本からカナダ・バンクーバーの保育園を探し、1年2ヶ月通って卒園した

今日、カナダ・バンクーバー郊外で通っていた保育園(Group Daycare)の最終日を迎えました。1年2ヶ月通いましたが、先生も優しく、雰囲気や規模感もあっていて満足でした! 仲の良い子もできていたので、もう終わってしまうのか…と寂しい気持ちです。

カナダ・バンクーバーエリアの保育園の雰囲気を知りたい方の参考になれば、と思いブログに残しておきますが、カナダの状況や制度は目まぐるしく変わりますし、園による依存がかなり大きいので、あくまで2024年の一例として読んでいただければと思います。

日本からカナダの保育園探し

日本からカナダに引っ越すと決め、最初に行ったのが保育園探しでした。2023年6月末に引っ越す予定で、2023年4月くらいに探し始めました。

カナダでの家探しは渡航後でないと難しかった(リモートだと詐欺が多い)ので、家は決まっていないけれどまずは住みたいおおよそのエリアから保育園を探しました。
Google Mapで愚直に「Group Daycare」で検索し、Webページと問い合わせ先がしっかりあるところをいくつかピックアップして、問い合わせメールを送りました。

一番いいなと思っていた保育園からかなり早い段階で「空きあるよ」の返信があり、すんなりとそこに決めました。本来なら事前に下見するべきなのですが、我が家は見学せずに決めてしまいました……。(実際に通い始めてみて、良くなさそうならすぐに転園しようとは思っていましたが。)結局、とても良くしてもらえて最後まで通いました!

すんなり見つかった理由

というわけでかなりすんなりと見つかったのですが、ここまでスムーズだったのは以下の要因かな?と思っています。

  • 子どもがすでに3歳になっていたから
    • 0〜2歳半と2歳半〜5歳までで、保育園の区分が違うようです。2歳半〜5歳の保育園は比較的見つかりやすいそうですが、0〜2歳半はかなり競争率が高いようです。
  • 7月スタートだったから
    • カナダでの学年末が6月(日本で言う3月)で、6月末で卒園する子どもがいたから空きがあったのでは?と思っています。ちなみに卒園時期は6〜8月末の任意のタイミングで、我が家は8月末卒園にしました。つまり7〜9月スタートだと比較的見つかりやすいのでは?
  • 住所の制約が無かったから
    • 良くも悪くも住む家が決まっていなかったので、「家から通える範囲」という制約なく探せました。逆に家探しは「保育園から離れすぎない範囲」という制約がありました。

カナダの保育園に通ってみて

モンテッソーリ教育を行う園に通っていました。日本だとモンテッソーリ教育の保育園は滅多にないですが、カナダだと30%くらいはモンテッソーリ園とのことで、このデータがどれくらい信憑性があるのか不明ですが体感的にもよく見かけます。

うちの子は黙々と勉強したり工作するのが好きなタイプだったので、モンテッソーリ教育の方針とはあっていたと思います。英語ゼロからのスタートだったのでフォニックスやアルファベットを教えてもらえたのもかなり良かったです。逆に体を動かすのが大好きな子はそこまであっていないかも。

通いながら、カナダの文化?ノリ?もいくつか知りました。

  • Goodie Bag
    • 自分の誕生日やバレンタインにクラス全員の子にお菓子を配る文化がありました。任意ではあるが、持ってくる子のほうが多いかな?みたいな雰囲気。
  • ドレスコード
    • 歌の発表会やハロウィンなどで服装のテーマがある日がありました。めっちゃ気合の入ってる家庭もありつつ、わりとみんな「できる限りで」という感じでした。ちなみに前回の発表会のドレスコードは「80's Disco」でした。ムズすぎるけどみんなテキトー。
  • 遠足は現地集合
    • 保育園から車で40分の場所で現地集合の遠足があったのですが、当時は車を持っていなかったのでカーシェアで行きました。車の運転できないとどうするんだろう…?

カナダの保育園の良かったところ

  • いろんな人種の子がいる
    • 個人的に思うカナダの良さとして「みんな違うのが当たり前」というところがあります。実際に通っていた保育園ではあまり偏りなくいろんな人種の子どもがいました。とはいえバンクーバーエリアでも住んでいる地域によって人種構成は違ってきそうです。
  • 着替えのストックそんないらない
    • 日本では毎日着替えのストックを何枚か持っていって何度も着替える感じだったけど、通ってた保育園ではストックを1セット保育園においておく以外は基本的に着替えないようで、洗濯が楽でした。
  • 送り・お迎えが一瞬
    • 日本の保育園では送りタイミングでも日誌を書いたり着替えを指定の場所にセットしたりで引き渡しに15分くらいかかっていたのですが、カナダでは玄関先で挨拶して先生に様子を伝えるだけなので1分もかからないような感じでした。

カナダの保育園の微妙だったところ

  • お弁当持参
    • 日本の保育園では毎日栄養満点の給食が出ていたのですが、カナダではお弁当持参だったので毎日作るのが大変でした。この先ずっと続きますが……。
  • 保育料
    • 日本だと年少〜年長まで無料でしたが、通っていた園では毎月550CADほどかかっていました。(0〜2歳だと1000〜2000CADかかるかも?)日本では0〜2歳児の保育料は世帯収入で決まるが、カナダでは保育園が決めた額で一定のようでした。



8月末で保育園を卒業し、9月からはKindergartenという、プレ小学校のようなクラスに通います。小学校の中に日本で言う年長の学年のクラスがあり、1年間かけて幼児の生活から小学生の生活に適応できるよう橋渡しをするようなイメージとのことです。
どんな雰囲気なのかはこれから…という感じですが、子どもにとって良い時間が過ごせるといいなと思っています。


筆者:yulily(ゆりりー)
2023年6月末から夫と娘(2019年生まれ)でバンクーバー郊外に住んでいます。
ブログでは子連れでの海外移住やカナダでの暮らしのことについて書いています。カナダでのできごとはTwitterにも書いています。