2023年6月26日にカナダ・バンクーバーに来て2年半がたった。今の素朴な気持ちをざっくり残しておこうと思う。

ESL(語学学校)に通った
9月から2ヶ月間、ESLに通った。正直もっと早く行っておけばよかった〜!英語って知識や能力のほかに度胸や慣れが必要だと思うのだけど、その度胸が少しついた。
30歳以上限定のクラスに通っていたのだが、かなり居心地がよかった。ダウンタウンに通い、様々な国から来た人と話した。バンクーバーに来てからいちばん「バンクーバーらしい」と思った2ヶ月間だった。毎日刺激的で日常に彩りがあった。
しかしながらこの2ヶ月は楽しくも忙しすぎる日々であり、精神的には元気だが体力的には厳しかった。通学1時間、授業3時間、子供の学校送迎、子供の習いごと送迎、仕事を並列処理でやっていた。(仕事も面接・研修などがあり超忙しかった)
また、今持ってる英語の語彙を素早く出し入れする練習はできるが、引き出しの中身自体はそんなに急には増えないので、表現を増やす過程も必要だな…と思った。両方をバランス良くやるのが大事。
CELPIP(英語のテスト)うけた
ESLが終わって、いったん英語力を測っておくか〜!と思ってCELPIPというカナダでの移民申請に使えるテストに申し込んだ。テスト駆動勉強というか、申し込んでしまえば勉強もはかどるかな…?という期待を持っていたが思いのほかCELPIP用のスピーキング練習がつらく、テストまでの2ヶ月弱は精神的に弱ってしまっていた。モチベーションのためのテストのはずが逆に効率が落ちることに……。やはりある程度楽しい(せめて苦じゃない)方法じゃないと続かないのだな、と実感した。
テストは12/27(土)に受けて、12/30(火)の明け方には結果が出た。素早い。
Listening: 6
Reading: 6
Writing: 8
Speaking: 5
Speakingに関しては結構黙ってしまったのでもっと悪いかと思ったけど、意外と良かった。対策を通じてテストの形式自体は理解できたものの、こちらもESLに通っていた時と同様にもっと根本的な会話表現の積み重ねが必要だと思った。
初一時帰国
3月末に3週間ほど日本に一時帰国した。1年9ヶ月ぶりの日本だったが、特別な感慨深さはなく、逆にカナダにいたのが長い旅行だったのか?というような不思議な感覚だった。それくらいいつも通りの日々だった。
自分のことはさておき、子供と自分の親とが過ごす時間をもっと持ちたいと思った。たった3週間だったけど、子供の語彙が増えたことに驚いた。
冬がつらい
もう3回目のバンクーバーの冬だけど、相変わらずつらくて仕方がない。雨と寒さがつらいというよりかは、朝の暗さが問題な気がしている。日の出が8時すぎに対して、7時に起きて真っ暗な中で子供の弁当作りをしているうちに体内時計がおかしくなるというか……。(日本に置き換えると、真冬の朝5時の真っ暗さの感じ?)
35歳になった
これまで年を取ることに特別な気持ちはなかったが、35歳は違った。これまでは人生の加速度がプラスだったのに、35歳を機にマイナスに転じたような感覚がある。白髪が生えてきたり、生理周期がだんだん乱れ始めるような目に見える老いと、もうこれ以降は安易に転職できないのではないかという目には見えないリミットの両方に追いかけられている感覚がある。
仕事・日常
基本的に朝子供を学校に送り、その後は基本的に家族としか会わないのがやはりつらい。毎日同じ日の繰り返しをしていたらあっという間におばあさんになってしまう怖さがある。ESLに通っていた時期はあまり感じなかったので、自主的に新しい情報を摂取していかなければ、と思っている。
一時移民という立場
いまは「一時的に滞在している」という状況でカナダに住んでいるのだが、当たり前だけど立場が低い。
11月の免許更新時にビザの残り期間が少なくて、ペラペラの仮免許のような紙になり写真付きの身分証が1つ減ってしまった。そしてその後ちょっとショックな出来事があり、少し落ち込んだことがあった。
これはきっかけにすぎないのだが、「現地に馴染もうとしない移民」として扱われないために、ナメられないために、もう少しカナダにいる人っぽい風貌にしようと思った。カナダに来てからも京都に住んでいた頃と全く同じ「前髪ありのショートヘア」していたが、バンクーバーでそういう髪型をしているのは「外からちょっとだけやってきてる人」だけなのである。好んでいたスタイルを変えるのは悲しいことであるが、同時に不当に扱われないためにできることはしたい。日常の中で「自分が浮いた存在だからこうなっているのか?」と思うことをなくしたい。(こう書くとネガティブな印象だが、実際はちょっと試してみるか!くらいの気持ち)
そして相変わらず忙しい。頼れる親戚や資産も何もなく、フィクションに出てくるずっとあくせくしてる移民一世らしさを自分に感じる。
今はだいたいこんな感じ。毎年1年先のことが未知すぎる。果たして来年の今頃は何をして、何を感じているのだろうか……。








