3歳児連れのカナダ渡航を見据えて、遊びながら英語に触れる機会を増やしている

カナダという、今までとは違う言語の国へ引越すにあたって一番ショックを受けるのは3歳半の娘だと思う。
今通っている保育園の仲の良いお友達と離れるだけでもかわいそうなのに、突然聞いたこともない言語での環境に入れられるのはさすがにつらい(自分が同じ立場だったら考えただけでも気が滅入りそう!)と思い、子どもの英語教育を始めた。

無理に勧めるとそれはそれで嫌になりそうだなと思ったので、以下のことを考えた。

  • まずは「英語」という概念が存在することを理解してもらう
  • 遊びの延長で英語に触れてもらう
  • 無理に発話させない

と言ってもやったことはそんなになく、今から書く3つだけです。

①英語教室

2023年1月から、週1・1回40分の英語教室に通い始めた。
椅子に座って授業を受けるというよりかは、子どもが工作するのをネイティブの先生が見てくれたり、一緒に歌を歌ったりするようなゆるい?もの。
子どもはお絵かきや工作が大好きなのでそれなりに楽しんでいるようす。シャイなタイプなので全然発話してないのかな〜と思いきや、家でABCの歌をしょっちゅう歌ってる。あとふとみたらローマ字で自分の名前書いててすごい。
週1だし気休めくらいかな…くらいの期待感だったけど(通わせておいて!)、導入としてはかなり良かったな〜と思った。好きな工作を通じて学べるのが良かった。「英語を話す人」の実物を見れたのも良かったのではないか。

トド英語

いつからかは忘れたけど子供向け英語学習アプリをやり始めた。
毎日やってるわけではなく、たまに子どもが「英語のゲームやりたい」と言ったときだけiPadを渡してる。そしてけっこう熱中してる。単語を発音するゲームがあり、最初のほうはぜんぜん声に出してなかったけど最近はちょっとずつ発話するようになってきた。そしてカタカナが邪魔しないからかめっちゃうまいことがよくある。
始めたてのころはランダムにタップしてるだけでは?みたいな雰囲気もあったけど、だんだん考えながら遊ぶようになってきた。

トド英語

パウパトロール英語版

みんな大好きパウパトロール。日本のNETFLIXだとシーズン2までしか見れないけど、VPNでカナダ等に繋ぐと英語ではあるがシーズン8?くらいまで見れる!!!ということで、新しいエピソード見たさに英語で見ている。親としても勉強になるのでまじで集中して見てるしシャドーイングもできる限りでしている。子ども向けのコンテンツで勉強できるのはありがたい……。
ただ英語の気分じゃないときのほうが多いので(それはそう)、無理強いはせず子どもの気が向いたら、というふうにしている。



最近ではかなり英語に興味を持ってくれているようで、英単語を指さして「これなんて読むの?」と聞かれたりする。(私のほうが正しい発音ができなくて困っている……。)
どれくらいで保育園に慣れられるかはまだわからないけど、ちょっとずつ知ってる単語を増やしてはやく心置きなく遊べるようになるといいな……。

カナダでの子育てには車が必要そうなので練習しているけどなかなか楽しい

バンクーバー圏ではスカイトレインやバスなどの公共交通機関が発達しているので、車がなくても生活自体はできるらしい。
しかし、聞くところによると子育て世代では車があったほうが断然便利とのことだった。(夫がお願いしている移民コンサルの方に、よっぽど運転したくない場合を除き車を持つことを勧められた)
カナダでは小学生になっても子どもの送り迎えがあるみたいで、加えて習い事などもあるだろうし、確かに車がないとかなり大変そうだな、と思った。
(日本のように自転車で送り迎えする人はいないのかな〜?と思ったけど、夏以外はずっと雨なことを考えると現実的ではないのかな…?そもそも自転車は夏のレジャー的な扱い……?このへんは行ってみないとわからない……)

私自身は25歳くらいの頃に免許を取ったものの、道の狭い京都のわりかし都市部に住んでいると乗る機会もなく、当然のようにペーパードライバーになっていた。夫も同様。
カナダでいきなり運転するのはかなり難しそうなので、渡航準備として運転の練習を始めた。

ペーパードライバー講習を受ける

出張ドライバー講習を2回受けた。
7年ぶりくらいの運転だったのでものすごく緊張した。道の真ん中を走れるかすら不安だったが、ほんとうにナチュラルに中央を走れていて自分でもびっくりした。体って感覚を覚えているんですね……。

朝5時に起きて練習

教官さん曰く「自信をつけることが一番大事」とのことだったので、朝5時台に起きてひとりでカーシェアで練習した。
「一人で駐車できるか」というのが一番不安なポイントだったので、しっかりと練習できてよかった。

近所のスーパーやレストランへ

車で〜30分ほどのスーパーやレストラン、それからヨドバシカメラに車で行った。3歳の子どもも乗せて行った。
慣れてきて、運転練習というよりかは家族でドライブ、というような雰囲気になってきた今日このごろ。

そんな感じで、ほんとうにじわじわと練習している。
義務感のようなものを抱えながら始めた練習だけど、家族みんなで車で出かけるのは思っていたよりも何倍も楽しく、毎回ウキウキしながら運転している。
子連れで電車やバスに乗るの、全然平気だと思ってたけど心のどこかで気を使ってたんだなあ、という気付きがあった。子どもがどんなに大きな声で歌っていても、自由にさせたままでいいのは嬉しい。もっと色々な場所に行ってみたい!

渡航があったからこそ、車の楽しさが知れた。知れてよかった。まだまだ知らないことたくさんあるな。

カナダでは車に乗って大自然!みたいなところに行くのが直近の夢です。

カナダのバンクーバーエリアに家族で引越します

2023年6月末に、夫と子ども(3歳)の3人でカナダのバンクーバーに引越します!
正確にはバンクーバー郊外です。Metro VancouverとかGreater Vancouverとかそんな言い方をするようです。

海外を目指すきっかけ

ソフトウェアエンジニアである夫が今後のキャリアのために海外に挑戦します。私個人としては海外に行きたい特別な理由はありませんが、自分にとっても良い経験になるのではないかなと思っています。

なぜカナダ・バンクーバー

特定のこの国に住んでみたい!というのはなかったので、複合的に決めました。

英語圏であること

海外に行くのは完全に親の都合なので、行き先は子供にとって有利になりやすい国が良いかなと。
英語が話せるとわかりやすく武器になりやすいと思ったので、英語圏で考えました。
個人的にはベルリンのカルチャーにものすごく惹かれていたものの、ドイツ語は子育てハードル高そうで……! 夫婦2人ならドイツにしたかもしれません。

気候と自然の多さ

カナダと聞くとめちゃくちゃ寒いイメージだったので最初はあまり惹かれなかったけど、バンクーバーなら冬もそこまでというのを聞いてハードルが下がりました。(ただし夏以外はずっと雨っぽい……)
バンクーバーは私の好きな「自然」と夫の好きな「大都会」の両方が感じられそうなので、いいところ取りができそうなのも良いと思ったポイントです。

ヴィジブル・マイノリティの割合

カナダのことを調べるために読んだ「現代カナダを知るための60章」という本によると、バンクーバーは2016年、51.6%がヴィジブル・マイノリティ(カナダでは白人ではない人々のことをこう呼ぶ)とのこと。
異国でも自分たちが圧倒的なマイノリティにならないのは暮らしやすそうかなと思いました。

多文化主義に惹かれて

上記の本によると、カナダでは多文化主義が法制度化されているらしい。(1988年にカナダ多文化主義法が制定されている)
国家としてこのような戦略を取るのが純粋に興味深く、単一民族国家である日本とは真逆の世界観を知れるのがおもしろそう。

アメリカスタートアップ文化圏への憧れ

IT企業で働いてるので、ベイエリアのソフトウェア開発本流への漠然とした憧れがあります。(開発系の有名な本もだいたいベイエリアの話だったりするし……。)
バンクーバーアメリカのベイエリアタイムゾーンが同じで、距離的にも飛行機で2時間半くらいなので、アメリカのスタートアップの雰囲気も日本よりは感じられるかなと。
(あと夫はソフトウェアエンジニアなので、職に困ったらサンフランのリモート仕事とかあるかな……みたいな。このへんはわりと推測で書いてます。)

人口が増えてる国

カナダは2022年に過去最多の人口増加をしたそうです。人口が増える体験をしてみたい!!

仕事は?

社長と相談して、今やっている日本の仕事を引き続きできることになりました。(本当にありがとうございます!)
ただ、社員ではなくなるのでカナダでフリーランスになる予定です。

期間は?

いまのところ特に決めていません。1ヶ月かもしれないし10年かもしれない。


ひとまずカナダで住む家を見つけるまでは、本当に住めるのかどうかまだまだ怪しいなという気持ちでいます。家がどうにもならなくて日本に帰ってくる可能性もふつうにある……。

そして私自身は大学受験を最後に英語学習はほぼしておらず、2018年に受験したTOEICに関しては300点代(!)だったので、言語の習得をがんばります……!


いろいろと不安なことはありつつも、人生は「思い出づくり」だと考えているので、良いことも悪いことも人生経験になればいいなと思っています。
このブログで今後のカナダ移住に関するもろもろを書いていく予定なので、どうぞ温かく見守って下さい!